「ハウルの動く城」、北米市場では苦戦だとか。

http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?mm20050704-037&eghibli
ハウルアメリカで放映しているみたいですね。記事を読むに「いろいろなアイデアが盛り込まれているが、盛り込みすぎて終盤はついていけず混乱してしまう」ってことらしいが、そんなことはあるまい。確かにハウルは「千と千尋」や「もののけ姫」に比べてテーマが絞られておらず、全体的にまとまりがないとは感じるものの、出遭うことのために物語は進行し、最終的にはありきたりなタイムパラドックスの落ちで終結している。*1
 というかだ、この記事では「千と千尋」は大絶賛だった的風潮で書かれているが、アメリカでは「顔無しという者がまったく理解不能」ということで、「千と千尋」も評価は悪かったと記憶している(ちなみにヨーロッパでの評価は高かった)。
 新しい作品が出ると、過去のものと比べがちになり、ちょっと気になることがあると、過去を美化する思いも伴って、本質を見失いがちになるな〜と、そう思った次第です。

*1:過去にタイムトラベルして出遭った人が未来になって再び出遭う、または逆。鶏が先か卵が先かという感じですね。「ドラえもんのび太の魔界大冒険」が秀逸だよね。